医療用医薬品の承継事業を展開する製薬会社チェプラファーム株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:一守 健太郎 以下、チェプラファーム)は、2024年2月1日付で、中外製薬株式会社が日本における製造販売承認を有していた抗悪性腫瘍剤「ゼローダ®錠 300」(以下、ゼローダ錠)について、日本における製造販売承認の承継を完了したことをお知らせします。
なお、ゼローダ錠の販売移管日*(当社からの出荷開始日)は2024年4月1日です。
チェプラファームが承継事業を行う目的の一つは、長年にわたり必要とされてきた薬の安定供給を継続することです。医薬品は需要がある限り存在意義があり、必要とする患者様に 届けたい。その理念を達成するためには、承継前と同等の品質を担保しつつも安定供給を継 続するための利益構造や販売戦略、物流戦略、そして、引き続き薬を安心してご利用いただ くための情報提供・収集責任の遂行が欠かせません。そこで当社は、独 CHEPLAPHARM が 20 年 以上にわたり蓄積してきたノウハウや世界 145 か国のグローバルネットワークを活かしたパ ートナーシップ戦略を推進し、安定供給体制を維持しています。
こうしたパートナーシップ戦略は、承継する薬ごとに市場環境が異なるため、個別に設計し ていきます。この度のゼローダ錠の承継においても、当社の理念にご賛同いただき、物流戦略 や情報提供・収集責任の遂行にご協力いただける企業とのパートナーシップ構築に努めてきま した。
例えば、従来とは異なる流通スキームを導入することにより、コスト圧縮による薬の持続 可能な供給や安定供給に繋がります。また、情報提供・収集責任を果たすべく製品をご使用 いただいている医療機関など各方面に可能な限り訪問していますが、全国数多くの医療機関 を訪問するためにパートナー企業への協力もお願いしております。
チェプラファームでは、この度の承継実績をもとに品質維持と安定供給への取り組みを広くご理解いただくことで、ほかの承継に繋げていく考えです。これにより、一人でも多くの 患者様が必要な医薬品を安心して使い続けることができる世界の実現を目指しています。
*販売移管日は、当社から特約店への出荷可能日を指しています。